2012年3月28日水曜日

おすすめの芥川賞・直木賞受賞の本

おすすめの芥川賞・直木賞受賞の本

うちの弟が読書感想文を宿題で書かなければならないのですが

芥川賞・直木賞を受賞した本から選ばなければならないようです。

たくさんあってどれがいいかわからないようなので、おすすめを教えていただけませんか?



ちなみに弟は高校1年生です。

できたら高校生にも読みやすいものがいいと思っております。

宜しくお願いします。







実際に受賞した本ですよね。



感想文の書きやすい本なら、

重松清 「ビタミンF」

石田衣良 「4TEEN」

でしょうかね。



単純に高校生でも読みやすい本であれば、

三浦しをん 「まほろ駅前多田便利軒」

森絵都 「風に舞い上がるビニールシート」

東野圭吾 「容疑者Xの検診」

奥田英朗 「空中ブランコ」

金城一紀 「GO」

村山由佳 「星々の船」

といったところでしょうか。



けっこう映画や漫画などにもなっている作品が多いので、わかりやすいかと思います。








直木賞作品はだいたいすべて読みやすいです。そこに含まれている機微に納得できるかは読者によります。テーマがはっきりと示された小説はなかなかないと思います。だから、読みやすいのが読書感想文として書きやすいかって一概にいえません。

『ビタミンF』(重松清/新潮文庫)ははっきりとしたほうですね。テーマは「いじめ」。感想を書くって難しいと思いますよ。

芥川賞作品は難しいというか、深みがあるんです。読んでみて意味がわからないって読者のかた、よくいらっしゃいますが、時間をかけて深く読み込まないと、わからなくて当然と思います。



で私のおすすめですが、直木賞から

『テロリストのパラソル』(藤原伊織/角川文庫、講談社文庫)、スリリングでスピーディーな展開にイッキ読み。

『空中ブランコ』(奥田英朗/文春文庫)、キャラクターが印象的で親しみやすいと思います。

芥川賞から

『蹴りたい背中』(綿谷りさ/河出文庫)、『蛇にピアス』(金原ひとみ/集英社文庫)、2001年に当時最年少受賞した綿谷と金原、近い年頃の感性に共感すると期待。

参考までに。

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