2012年3月27日火曜日

反応溶液の生成

反応溶液の生成

反応溶液を生成するのですが、どの試薬をどれだけ入れればいいのか計算方法が分からず算出できないため、値と計算方法を教えていただけませんでしょうか?

よろしくお願いいたします。



「マイクロピペット(P-5000)を使ってリノール酸メチル、100mMビタミンE入りリノール酸メチル溶液を加える。全体の液量は3.0mlになるようにし、V-65(分子量:248.37)は最後に加える。



反応溶液

(1)V-65:なし、ビタミンE:なし



(2)V-65:500mM、ビタミンE:なし



(3)V-65:50mM、ビタミンE:10mM 」







(1)は解説不要ですね。

(2)は500mM=500[mmol/L]の溶液3mLに入っているV-65の量を計算します。

500[mmol/L]×(3/1000)[L]

=1.5[mmol]

=1.5×10^(-3)[mol]

分子量は248.37とのことなのでつまりV-65は1molで248.37gということです。つまり先ほど求めた物質量では重さは

248.37×1.5×10^(-3)

=0.372555[g]

=372.555[mg]

となるということです。ビタミンEは加えませんね。

(3)では加えるV-65の質量を1/10にして37.2555[mg]加えればよいでしょう。

10[mmol/L]のビタミンE3mLに含まれるビタミンEの物質量は

10[mmol/L]×(3/1000)[L]

=0.03[mmol]

この物質量のビタミンEを100mMビタミンE入りリノール酸メチル溶液から取ってくればいいので、取るべき溶液の量をx[mL]とおくと

0.03[mmol]=100[mmol/L]×(x/1000)[L]

x=0.3[ml]=300[μL]

つまり300μL溶液を取ってくればいいことになるわけです。この溶液の中に0.03mmolのビタミンEが含まれているということですね。P-5000のマイクロピペットを使うなら目盛の設定は上から0:3:0:0となるはずです。

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