2012年3月28日水曜日

一か月前から整形外科でヘルニアと診断され、ビタミン剤と痛み止めのお薬を飲みな...

一か月前から整形外科でヘルニアと診断され、ビタミン剤と痛み止めのお薬を飲みながら、磁気温熱治療を続けてきました。

ですが、肩から腰にかけ痛くてだるい状態が改善されません。

そこの病院で、治らない場合は脊椎に注射をする治療を勧められましたが、正直怖いです。

他に良い治療方法は無いでしょうか?

いいアドバイスお願いします。







整形外科でヘルニアと診断された経緯がX-Pによる推定診断かMRIによる確定診断かが問題です。質問者様が高齢で運動療法が不可能であるなら神経ブロック注射も保存的療法として止むを得ないと考えますが、腰椎椎間板ヘルニアと付帯する座骨神経痛の罹患歴がある私と致しましては運動療法をお勧めしたいところです。神経ブロック注射に関してはskin_meat2様が専門でいらっしゃいますし、指名リクエストにも快く回答して頂けます。

腰椎椎間板ヘルニアの原因は椎間板の年齢的な変化・変性が基盤にありますが、それに腰椎への運動負荷が加わることにより起こります。腰椎椎間板の変性がある程度すすみ、なおかつ腰椎への運動負荷の多い年代としては、20~40代が好発年齢になります。初期は腰痛のみのことが多いのですが、次第に脚の痛みやしびれを伴ってきます。腰痛と左右どちらかの脚の痛みを現すことが多いのですが、ときに両脚のしびれを来すことがあります。若年者の腰椎椎間板ヘルニアでは、脚の症状がなく腰痛のみのこともあります。さらに症状が進むと運動神経も障害されるようになり、脚の筋力が低下します。排尿障害、排便機能の異常が現れることもあります。理学所見により、どの神経が圧迫されているのか、おおよその予想は可能です。すなわち坐骨神経痛があるかどうかの診断は可能ですが、坐骨神経痛を起こしている原因が椎間板ヘルニアかどうかは、身体所見からだけではわかりません。通常のX線検査では骨格の情報しか得られないため、確定診断にはMRIで椎間板ヘルニアしいては変性具合を確認します。

先だっては腰椎の椎骨以外の椎間板等の軟骨組織の変性を確認する為、MRI画像診断装置のある規模の総合病院の整形外科を受診し診断して頂かなくてはなりません。また治療に関しては保存治療が原則です。腰痛は人類が二足歩行を始めた事により上半身の体重が腰椎に集中して負荷を与える事によって罹患する進化に則した疾病ともいえますので進行性で不可逆的な腰椎に関連する疾病の生涯有病率は、80%を超えるとされます。したがって、加齢や就労形態に合わせて治療や生活習慣をかえる必要があります。痛みに対しては薬物療法、理学療法、やや特殊な治療として神経ブロックが行われます。当面の対症療法ではボルタレン座薬、急性期の体動制限時には消炎鎮痛剤のロキソニン、筋弛緩を目的とした軽度の安定剤デパス、胃粘膜保護のムコスタ、セルベックスと末梢神経に作用するビタミン12の製剤が必要です。理学療法では、安静の目的でコルセットの装用や牽引が行われます。また、症状によっては局所麻酔薬を使用して神経ブロックも行われます。

MRI画像診断の結果、変性具合が内服薬によるリハビリや運動によって緩解される程度であるなら、フィットネスクラブでスイミング等、全身の有酸素運動による体脂肪の燃焼による上半身体重の減量とマシントレーニングによる腹筋(腹直筋・腹横筋)、広背筋、脊柱起立筋群の筋力増加で基礎体力をつけておけば、筋肉がコルセットの役目を果たし症状の進行を止める事ができます。フィットネスクラブなんか嫌だという方もせめて腰痛予防体操を起床時、就寝前に行う事をお勧め致します。

補記:受動的な治療姿勢だと理学療法→薬物療法→神経ブロック→手術検討→残遺症状の為の神経ブロックといったかんじでしょうか。








神経ブロックもいいのですが、痛み止めの点滴をしてもらうのも

いいかもしれません。

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